矢上盆地に分布する花崗閃緑岩の風化形態


花崗岩類の風化形態は極めて特徴的であり、その真砂状風化は数100mに達するものも報告されている。特に花崗閃緑岩など、閃緑岩系の岩石は花崗岩より更に風化しやすく、有色鉱物の多い場合には特にシルト状の風化がすすみ侵食を受けやすい。
調査ボーリングの結果によると地表面から20m前後の深部まで真砂状風化が進んでいるのが確認できる。
この風化岩は、深部まで均一に風化が進むのではなく直径数10cmから数mにも及ぶ核岩(新鮮岩)と真砂が混在する状況にある。
花崗岩類は一般に次のような風化過程をたどる。


(1)ほとんど風化を受けていない状況
(2)節理沿いに風化が始まる
(節理は、地下水の流路、草木類の根の侵入路となり風化を受けやすい)
(3)もと節理であった箇所はすでに真砂土状となり所々転石状の
岩芯を残す。風化作用は更に深部へ進行。
(4)風化は更に進み地表付近は大半が真砂土化している。
しかし岩芯の部分は未風化礫として残存している。


状況写真

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