検討結果


以上原山を境にして、市木側と矢上側の「切土法面」に関する主として地質の違いによる情報として検討をおこなったものである。
弾性波探査の評価による軟岩に対してボーリングコアーでみると下記のとおりである。

1)礫状風化岩(石英安山岩質凝灰岩)
2)真砂状と新鮮な核岩状の未風化部が混在している(花崗閃緑岩)

検討の結果、地質的にみて市木側は、比較的均一な安定した状況であるのに対し、矢上側は基本的に特殊土的性質がある。
矢上側(花崗閃緑岩)の切土法面計画に対する考え方としては、
1)地山の状態でも深部に至るまで風化が進んでおり、
切取後さらに風化侵食の影響を受けることとなる
2)核岩と核岩との間は真砂状の風化が多い

以上から掘削に対する評価は軟岩として切取り、法面に対する評価は安全側として土砂扱いとする。
Location市木側矢上側
Base-Rock石英安山岩質凝灰岩花崗閃緑岩
ボーリング
コア観察
表層より深部に至るまで、
徐々に棒状コアとなる過程
が顕著である。
1.真砂土または新鮮な核岩
状の未風化部が交互に
混在している

2.かなり深部まで真砂状風化
の状況がうかがえる。
地質的特徴1.風化は表層の粘土化から
角礫状の細片化した状態の
岩盤となる。

2.岩質は比較的もろい。
1.見かけ上は粘着力成分
が存在し、斜面の自立性
はあるが、一度切取ると
完全に砂質土状となり、
自然状態と撹乱状態で
その性質がかなり違う。
2.表面は、風化侵食の影響を
強く受ける。
風化の状況1.表層部の土砂状風化〜礫状風化
〜新鮮岩と風化過程が
面的にあらわれている。
1.風化状況が、深部にしたがって、
一様でない状況がうかがえる。


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