重機向け安全管理補助器具「ばか騒ぎ」施工計画書用文例 ------------------------------------------------------------------------------------------------ 表題・概要 例  ・重機と作業員の接触事故対策 ・重機用警報装置による接触事故の防止 ・安全装置による重機と作業員の接触事故防止 ・重機用安全補助器具による重機と作業員の接触事故防止 ------------------------------------------------------------------------------------------------ 方法・手段・手法 重機に安全管理補助器具「ばか騒ぎ」を設置し、 作業員が作業半径内への接近を重機オペレーターにリモコンで通知し、 オペレーターの了解をライトで確認することにより接触事故を防止する仕組みを導入する。 ------------------------------------------------------------------------------------------------ 方法・手段・手法 (図を加えた箇条書きの例) ・重機に重機向け安全管理補助器具「ばか騒ぎ」を取り付ける。 ・作業員が重機に接近する前にリモコンのボタンを押す。 ・重機内でサイレンが鳴り(90dB;距離1m)重機オペレーターは重機を停止させて周囲を確認する。 ・重機オペレーターは作業員を確認し、ストップボタンでサイレンを止める。 ・サイレンを止めると重機のルーフ上のライトが自動的にフラッシュ点滅(青色;約65回/分)する。 ・作業員はライトの点滅でオペレーターが気付いたことを確認した後、重機に接近する。  説明図はWEBページからダウンロードしてください。     重機向け安全管理補助器具「ばか騒ぎ」説明図 ------------------------------------------------------------------------------------------------- 効果 重機オペレーターはサイレン音で監視員の合図や作業員の接近に速やかに気付き、 監視員や作業員はライトの点滅でオペレーターが気付いたことを確認できるため、 重機と人の接触事故を防止することができる。 ------------------------------------------------------------------------------------------------- 根拠 なぜそう言えるかという理由 ・事故に至る理由 多くの施工現場では作業員と重機オペレーター間で「グーパー運動」のように合図を決めて安全管理を行っているが、 作業員が合図を送っても重機オペレーターが気付かなければ重機に近寄ることはできない。 重機オペレーターも作業に集中しなければならないため、常時、周囲の状況や監視員を見ているわけにはいかない。 携帯電話で連絡する場合、一般的に重機キャブ内の騒音は低騒音型の油圧ショベルでもアイドリング状態で67dB以上はあり、 掘削作業などを行っていれば80dB以上となる。 携帯電話の呼び出し音が40〜60dB程度であることから携帯電話ではオペレーターは気付きにくい。 道路付近の施工などで監視員を置く場合でも、一般の通行者や子供などが接近した場合、 速やかに重機オペレーターに知らせて重機を止めなければならないが、 重機のオペレーターが監視員の合図に気が付かなければ事故につながる。 災害復旧現場など崩れる恐れのある斜面付近で重機を使用する場合も監視員を置き、 崖崩れの予兆がある場合にすぐさま重機オペレーターに知らせて避難させなければならない。 この場合も重機オペレーターが気付かなければ避難できない。 ・対策の現状 重機と作業員の接触事故を防止するには、重機オペレーターが作業員の接近に気付くこと、 加えて、作業員は重機オペレーターが自分に気付いていることを確認することが必要となる。 安全を重視すれば監視員をおくことが良いとされているが、立ち入りが制限された現場で、 作業員が重機に近寄る頻度が低い場合、常時、監視員を置くのは、かかる費用から合理的とは言えない。 ・重機向け安全管理補助器具「ばか騒ぎ」を使用する場合 重機オペレーターは前方の作業に集中しているため、周囲の作業員の接近や監視員の合図を見落としやすく、 特に作業員が重機後方の死角から接近する場合に気付かないことが多い。 「ばか騒ぎ」を使用すれば、作業員はリモコンで重機に合図を送り、 キャブ内でサイレンが鳴ることにより重機オペレーターがどこを見ていても音で気付くことができる。 また、リモコンでサイレンを鳴らすだけでは、本当にオペレーターが気付いたかどうか作業員にはわからないため、 合図に気付いたオペレーターがサイレンを止めると同時にライトが点滅するようにしてある。 作業員はライトの点滅でオペレーターが気付いたことを確認でき、 オペレーターが気付いていると勝手に思い込んで接近することもない。 このように作業員と重機オペレーターが相互に確認できるため、不注意(ヒューマンエラー) による接触事故を減らすことができる。 --------------------------------------------------------------------------------------------------- 標準案との比較・標準案に対する優位性 ・標準案(監視員の配置) 重機への人の接近を監視する監視員を置く場合、9,400円/日、216,200円/月(1月=23日) (平成27年 島根県公共工事設計労務単価 交通誘導員B)の費用がかかる。 ※注意;(この金額は平成27年島根県の労務単価です。実際の提案ではお客様の地域の労務単価をご使用ください) 監視員や作業員が旗やグーパー運動で重機オペレーターに合図を送っても 重機オペレーターは作業に集中していて気付かない場合がある。 ・本提案(重機向け安全管理補助器具「ばか騒ぎ」の導入) 重機向け安全管理補助器具「ばか騒ぎ」は月あたりのレンタル料金が40,000円である。 施工現場内において監視員を置く場合の費用(月あたり216,200円)に比べて5.4分の1の費用となる。 ※注意;(この金額は平成27年島根県の労務単価です。実際の提案ではお客様の地域の労務単価をご使用ください) グーパー運動や旗など目視による合図や、笛や携帯電話呼び出し音(70dB以下)などに比べ、 キャブ内のサイレンの音(距離1mの点で90dB)でより確実に重機オペレーターに知らせることができる。 監視員を置き、一般の人の接近や、災害現場で法面の崩れなどを監視する場合においても、 監視員がリモコンを持つことにより、サイレンの大きな音(距離1mの点で90dB) で重機オペレーターに速やかに知らせ、いち早く危険を回避することができる。 リモコン通信は重機の回転半径(一般的な重機で7〜8m)の範囲外から重機内のサイレンを鳴らすことができる。 リモコンの通信距離は50m(見通し)で、重機の危険範囲の外から信号を送ることができる。 --------------------------------------------------------------------------------------------------- ご参考 グーパー運動とは 重機の周辺で、近くにいる作業員が移動する際、重機オペレーターに手で「パー」を出す。 それを確認したら重機オペレーターは「グー」で返事をする。 喧騒な現場において重機の旋回半径内で行動する際の安全を確保する手段として一般的に使用されている。