身近なモノを使った簡単な実験を考案し、説明を通じて、防災学習やPRを行っています。
道路の脇にあるコンクリートの壁にかかる力、裏山が崩れる原因と、それを防ぐ対策、など生活の中に隠れている「土の力学」をシンプルに、直感的に説明します。
ここでは、いくつかの実験を紹介します。
また、その他の実験等は、防災模型じっけん楽会で公開しております。
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「土が崩れるのを守るコンクリートの壁」
土が崩れるのを守るコンクリートの壁を「擁壁」といいます。
土が崩れる力に対して、コンクリートの壁は倒れないようにお相撲さんみたいに踏ん張ります。
「踏ん張る力の小さい」やせっぽっちの壁を「まもる君1号」、「踏ん張る力の大きい」太っちょの壁を「まもる君2号」としました。
その熾烈な戦いの様子を見てみましょう。
「頑張れ、まもる君!」
「斜面が崩れないようにする魔法の鉄の棒」
雨が降ると斜面が崩れて、時には人命を奪ったり、家を壊したりします。
斜面を崩れないようにする方法のひとつに、斜面の中に鉄筋の棒を入れて強くする方法があります。
この工法を「切土補強土工」と言います。
斜面が崩れる様子と、鉄の棒を入れることで斜面が崩れなくなる理由を模型実験で再現してみました。
「(魔法の鉄の棒)の間隔って大事なのです」
斜面は、土でできていたり、岩で出来ていたりします。
岩でも割れ目に沿って崩れることがあります。
そんなとき、斜面の様子に応じて、(魔法の鉄の棒)の設置間隔を変化させます。
この様子を実験で確かめてみましょう。