はじめに
維持管理室は今後、想定される土木施設の老朽化に伴う課題に対処するために平成29年度に創設されました。
土木施設には、道路(橋梁、トンネル、法面、擁壁等)、河川、港湾、空港、砂防、公園、下水道など幅広い分野で数多くの施設があります。土木施設の寿命は概ね50年程度と考えられており、これらの施設はすべて老朽化していきます。
今後、増大する老朽化施設の長寿命化を図るためには、効率的な維持管理が求められています。国、地方自治体では、土木施設の定期点検(点検頻度は施設により異なるが5年に1回のものが多い)を実施し、健全度を評価し、補修・補強・更新などの対策を実施しています。
当社としても、質の高い土木施設を維持するため、効率的なメンテナンスサイクル(計画→点検→診断→対策)を目指しています。
計画:構造物の劣化を予測し長寿命化を図る計画を立案するものです。
点検:定期的な点検を実施し、損傷程度の評価を行います。
診断:損傷原因を特定し、補修等の必要性の判断を行います。
対策:損傷程度に対応した対策工法を検討します。
業務紹介
維持管理室では主に、各種点検、補修設計及び特殊調査を行っています。
点検
- 橋梁点検
- トンネル点検
- 法面点検
- 道路構造物点検
- 道路附属物(標識、照明施設等)点検
補修設計
- 橋梁補修設計
- 法面補修設計
特殊調査
- ガードレール調査
- 標識柱地際調査
- 空洞調査
- 地下埋設調査
- アンカー健全度調査
- アンカーリフトオフ試験