重機向け安全管理補助器具
ばか騒ぎ-TR とは
ばか騒ぎ-TRとは
作業員が持つ子機と、重機内に設置された親機との間で双方向の通信が可能で、グループ会話を行ったり、緊急時に一斉警報を発することもできる重機向け安全管理補助器具です。

なぜ ばか騒ぎ-TRが必要なのでしょう。
- 作業員と重機オペレーターの間の意思伝達が行われない。
- 作業員と重機オペレーターが互いの意思が伝わったのかどうかを確認できない。
- 重機オペレーターが作業員の接近に気付かない。
- 作業員が重機の接近に気付かない。または、知らないうちに重機に近づいてしまう。
- ・ 重機事故防止重点対策
- 関係業団体は、会員各社に対して、現場の状況を十分に勘案し、重機の接近を知らせる警報装置を有効に活用する等
土木建設の工事現場では毎年のように作業員と重機の接触、巻き込み事故が発生しています。
事故発生の原因としては、
などが挙げられます。
- 作業員と重機オペレーターの接触、巻き込み事故を防止するためには監視員を置くなどして当事者に危険を知らせるべきでしょうが、配置できる監視員の数には限りがあり、多くの現場では作業員が危険を直接重機オペレーターに身振りなどで知らせるというように自らの裁量によって判断、行動しているのが現状です。
身振りでは作業に集中する重機オペレーターは作業員の存在に気付きにくく、また、気付いたように見えても作業員は重機オペレーターが本当に気付いたかどうか確認することも出来ません。これらが見落としや誤認などのヒューマンエラーにつながります。今後は人間の不確実な行為にのみ頼るのではなく、システムとして事故防止を図っていく必要があるのではないでしょうか。
ばか騒ぎ-TRを使って相互確認による事故防止。
- 国土交通省による平成22年度建設工事事故防止対策には次のように記載されています。
http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_jigyou/kouji/bousi.pdf
ばか騒ぎ-TRの使用は接触事故防止対策の実施といえます。
- 総合評価方式による入札においても創意工夫に警報装置(ばか騒ぎ-TR)の活用を挙げることにより評価の加点が見込めます。
- 安全対策は工事成績評定において大切です。事故が起きれば法令順守の項目が大きく減点されるのに加えて安全対策の評価まで低くなってしまいます。
評定好成績者の多くは無事故であることを最も重要視しています。
- 安全対策は工事成績評定において大切です。事故が起きれば法令順守の項目が大きく減点されるのに加えて安全対策の評価まで低くなってしまいます。
設置・使用例
現場使用例、重機への設置例
例えばこのような現場で「ばか騒ぎ‐TR」を使用します。

写真のような現場で作業中の重機には危険なため近寄れません。 重機オペレーターと連絡をとるため声を掛けたり手を振ったりしても重機後方からではオペレーターはなかなか気付いてくれません。

重機オペレーターが重機を停止させ、重機周囲の安全が確保されると作業員は重機に近寄ることができます。

重機の種類により親機の設置可能な場所は変わります。多くの場合、座席の後方にスペースがあります。
親機には取り付け金具がついていてネジにより固定できるようになっていますが、レンタルの重機でネジ穴などをあけられない場合は、 緩衝材で包んだ親機を置き、振動で動かないよう残りの隙間も緩衝材で埋めます。

シガーソケットが使用できない(他の目的で使用している、または故障している)場合、小型の密閉式バッテリー(オプション)を設置して給電します。 この場合は充電器による定期的な密閉式バッテリーの充電が必要になりますのでご相談ください。
スピーカーマイクは重機オペレーターが重機作業中に手の届く場所にかけておき、会話の時に口元に持ってくることができるよう、 コードの長さに余裕があることを確かめておいてください。
ライトは重機オペレーターが作業中に点滅に気付くように重機オペレーターの視界に入る場所に取り付けてください。
写真では使用しない灰皿の蓋にスピーカーマイクを裏面のクリップで止めています。ランプは窓沿いの丸棒に布テープで固定しています。 レンタルの重機でネジ穴などをあけられない場合、取付けはこのように既存の構造を利用して設置場所を確保します。
使用方法
子機(作業員側)と親機(重機側)間での呼び出しと通話
- 1.作業員が子機のPTT(送信)スイッチを数秒間押します。
- 2.親機(重機側)のスピーカーマイクから呼び出し音が鳴ると同時にランプが点灯し、サイレンが鳴ります。
- ※子機のPTTスイッチが押されている間だけランプが点滅し、サイレンが鳴ります。
- ※呼び出し機能切り替えスイッチを押して黄色のランプを点灯させておくと親機のランプは点灯せず、サイレンも鳴りません。
スピーカーマイクから声は出ます。
- 3.作業員は子機のPTT(送信)スイッチを押しながら、
重機オペレーターはスピーカーマイクのPTT(送信)スイッチを押しながら、
交互に通話します。
- ※PTTスイッチを押しながら話してください。
- ※相手の通話が終了してから送信してください。通話の終わりに「どうぞ」をつけると会話がスムーズに行なえます。
- 1.作業員側が子機のMODEスイッチを3秒間長押しします。
- 2.重機側親機のランプが点滅し、サイレンが鳴ります。
- ※サイレンとランプは重機オペレーターが親機本体の緊急警報解除スイッチを押すまで稼動し続けます。
- ※重機側スピーカーマイクのPTT(送信)スイッチを押して応答しなければ解除スイッチを押しても警報は解除されません。
- ※親機のスピーカーマイクからは子機全体へつながります。
- 3.作業員は子機のPTT(送信)スイッチを押しながら、
オペレーターはスピーカーマイクのPTT(送信)スイッチを押しながら、
交互に通話します。
- 1.FUNCスイッチを長押ししてロックを解除します。
- 2.ツマミを回して表示(大)の数字(音量:0~32)を変更します。
- 3.FUNCスイッチを押してロックを掛けておきます。
運用事例
Ⅰ.作業員が重機付近を通行する場合(作業員が子機を持つ)
-
1.作業員が子機を携帯します。
2.作業員が重機付近を通行する場合、子機のPTTスイッチを押して重機オペレーターを呼び出します。
3.重機オペレーターはサイレン音と点滅ライトにより作業員に気付き、重機を停止させます。
4.作業員と重機オペレーターは子機トランシーバーと親機トランシーバーで用件を確認し合います。
5.作業員は重機の傍を安全に通行することができます。
重機の傍を通らなければならないが、重機オペレーターが気付いてくれない。

↓ ばか騒ぎ-TRを使えば ↓

サイレン音と点滅ライトで重機オペレーターが気付いてくれます。
Ⅱ.作業員が重機付近で作業する場合(監視員が子機を持つ)
-
1.監視員が子機トランシーバーを持ち、重機とその傍で作業する作業員を監視します。
2.重機と作業員が接近しすぎた場合、監視員は子機トランシーバーで重機オペレーターに連絡します。
3.重機オペレーターはサイレンと点滅ライトにより危険を認識し、重機を停止させます。
4.監視員は作業員や重機オペレーターに指示を出すなどして危険を回避します。

-
1.斜面を監視する監視員が子機トランシーバーを持ちます。
2.重機オペレーターと作業員はあらかじめ監視員と斜面崩壊が起きた場合の避難場所を打ち合わせておきます。
3.監視員が斜面崩壊の予兆に気付いた場合、子機トランシーバーで重機オペレーターや周囲の作業員に緊急警報を発します。
4.重機オペレーターや作業員はただちに作業を中断し、事前に打ち合わせておいた場所に避難します。

